オリ近藤が1411日ぶり白星
「楽天4-9オリックス」(12日、コボスタ)
オリックスが1分けを挟み3連勝。先発・近藤は6回8安打3失点で今季初勝利。2011年8月31日のソフトバンク戦以来となる、4シーズン1411日ぶりの白星(通算29勝目)を挙げた。
七回以降は4投手が救援し、九回は近藤の日大三の後輩で新人左腕の山崎福(明大)が締めた。
近藤は昨年11月に右肘のクリーニング手術を受け、今季は育成契約を結んでいたが、4月28日に支配下選手登録され、背番号は125から65に変更された。スタンドでは「125」のユニホームをかたどった応援パネルを持ったファンも勝利を喜んだ。
ヒーローインタビューのマイクを向けられた近藤は、「言葉が出ないんですけど…うれしいです」としみじみ。「手術を何度もすることになっても、時間をいただけた球団に感謝し、腐らず前向きに頑張れたので、きょうを迎えられた」と振り返った。
オリックスは0-1の三回、駿太の同点適時打と安達、中島の適時短長打などで4点を奪い逆転。四回は縞田の適時二塁打と暴投で2点を追加。六回は駿太の適時打、七回はT-岡田の適時二塁打、九回は駿太の三塁打とヘルマンの適時打でリードを広げた。
楽天は1分けを挟み3連敗。先発・美馬は四回途中8安打6失点(自責5)で6敗目(2勝目)。後藤が先制打と5号ソロなど3安打2打点。