神戸国際大付 左腕・東郷が報徳抑える
「高校野球・春季兵庫大会・準々決勝、神戸国際大付5-1報徳学園」(2日、明石トーカロ)
昨秋の決勝を戦った両チームがベスト8で激突。神戸国際大付は公式戦初先発となった東郷太亮投手(2年)が高低をうまく使い、5回まで無安打投球。六回に連打でピンチを招いても、落ち着いて後続を打ち取った。
左腕から繰り出される最速140キロのストレートは十分な球威があり、青木監督も「ボールに力があったね」と目を細めた。1年時から期待されながらも、フォームが定まらず「1球、1球、違うフォームで投げていた」と東郷は言う。
ただ一冬を越え、下半身と体幹強化でフォームは徐々に固まりつつある。さらに投球だけでなく50メートル5秒9の俊足も魅力の一つ。「もっと制球力をつけたい」と語る左腕は、来年のドラフト候補に挙がってきそうだ。