健大高崎・橋詰 変幻投法で5回1失点
「選抜高校野球・準々決勝、高崎健康福祉大高崎-東海大四」(29日、甲子園)
高崎健康福祉大高崎は、背番号10の橋詰直弥投手(3年)が公式戦で初先発した。170センチ、68キロの小柄な右腕は、サイドスローとアンダースローを使い分ける“変幻投法”が特徴だ。
中学2年で投手を始めた時はサイドスローだったが、制球難から高校2年でアンダースローも習得。現在は、腕を上げ下げして変化をつける。カーブ、スライダー、ツーシームなど多彩な変化球を持ち、試合前には「緩急をつけたり間合いをとるのが自分の持ち味」と話していた。
エースの川井が1、2回戦で完投したため、準々決勝で橋詰に大役が回ってきた。前夜に先発起用が告げられ、「緊張するけどしっかり投げたい」と抱負を述べていた。5回を4安打4奪三振、1失点で川井にバトンを渡した右腕には、アルプスから拍手が送られていた。