「日米野球壮行試合、阪神・巨人連合７－８ＭＬＢオールスター」（１１日、甲子園）　ＭＬＢオールスターが一発攻勢で来日初戦を１点差で勝利した。１２日からは日本代表「侍ジャパン」と対戦する。

　ＭＬＢは２－０の五回２死満塁からロンゴリア（レイズ）が中堅右へ満塁本塁打を放った。六回にもペレス（ロイヤルズ）が、七回にファウラー（アストロズ）が中越えに本塁打を運んだ。

　ヒーローインタビューで２９歳のロンゴリアは開口一番「僕たちは全員が日本へ来るのを楽しみにしてきた。すごい接戦になったね。試合に入る前はちょっと神経質になったけど、打ててすごく幸せです」と話した。

　今季は公式戦全１６２試合に出場し、打率・２５３、２２本塁打、９１打点の成績を残した。広い甲子園でのグランドスラムに「日本の選手の知識はあまりないので、いいボールが来たら思い切りいこうと思いました。（１２日からも）日本のチームが強いことは知っているが、僕たちは勝ちに来ているので、いいゲームを見せたい」と喜びを表し、最後に来日便の中で覚えたという「ありがとう」の日本語をスタンドに向けた。