「野球　１８Ｕアジア選手権、１次リーグ１組　日本１１‐０中国」（３日、タイ・バンコク）

　日本が中国を七回コールドで破り、開幕３連勝、１組１位で５日の準決勝進出を決めた。準決勝では２組２位の台湾と対戦する。

　三回１死二塁から、今秋ドラフト候補の９番・浅間（横浜）の右中間への適時二塁打で先制。さらに４番・岡本（智弁学園）、５番・香月（大阪桐蔭）、６番・栗原（春江工）が３連続適時二塁打を放ち、この回一挙６得点。四回に１点、六回にも４点を加え、中国を突き放した。

　投手陣も前日に続く完全継投。先発した飯塚（日本文理）が５回を４奪三振、六回から登板の岸（明徳義塾）は２回５奪三振の快投を見せた。

　大会初登板の飯塚は「みんないいピッチングをしていたので、昨日から緊張していた。しっかり抑えられたのでよかった」と笑顔。４２球という省エネ投球数に「ベストですね」と声を弾ませた。４強入りした今夏の甲子園では全５試合完投で６５０球を投じたが「疲れは全然ない」と体調も万全。準決勝以降の戦いへ「投手は６人いる。総力戦で勝ちたい」と力強く話した。