広島と阪神の選手が喪章つけ試合
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「広島‐阪神」(22日、マツダ)
広島と阪神の両チームとも喪章を付けて試合に臨んだ。甚大な被害を出した広島市の土砂災害の発生から3日。まだ多くの行方不明者が捜索されている中で、災害後初のゲーム開催に際して思いを込めた。
試合前にはスタンドの観客も起立し、黙とう。鳴り物を使った応援は自粛され、球団旗などが半旗で掲揚された。
先発した前田は、左肩に喪章をつけてマウンドに向かった。8月はここまでまだ勝ち星がない。前回登板(15日、巨人戦)では“雨中の苦闘”となり、3回6失点の大炎上。上位をうかがうためにも、エースにこれ以上の停滞は許されない。
対する阪神・藤浪とは8日(京セラドーム)に投げ合い、相手に白星を献上した。上下とも真っ赤の「オールレッド」のユニホームで、4連勝中と好調の猛虎に挑んだ。