森脇猛牛、全員野球で3連敗阻止

巨人に勝利し、ナインを迎えるオリックス・森脇浩司監督(左)=東京ドーム(撮影・西岡 正)
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 「交流戦、巨人5‐6オリックス」(18日、東京ド)

 三度追い付かれ、四度目に勝ち越して逃げ切ったオリックス・森脇監督は、試合後の勝利監督インタビューで「いかなることがあっても勝つ、と。どんな困難があっても勝つという結束の下でスタートしたゲームですから」と、顔を紅潮させながら振り返った。

 初回に糸井の適時打で先制するも、5月31日の巨人(1)戦(京セラドーム)で9回ノーヒットノーランに抑えていたエース・金子が三回に坂本に同点弾を許した。四回にはペーニャの勝ち越し弾が飛び出したが、すぐ五回に再び追い付かれた。

 五回終了時で107球と球数が増えたエースは、3点の援護を得た六回裏、1死から高橋由にフェンス直撃の二塁打を許したところで2番手・比嘉に交代。それでも森脇監督は「十分じゃないか」と金子を評価し、あとを中継ぎ陣に託した。

 その比嘉が代打・セぺダにまさかの同点3ランを浴び、試合は三度振り出しに戻った。流れは巨人側に傾きかけたが、すぐ七回に四度目の勝ち越しに成功。あとは自慢の継投で逃げ切るだけだった。

 前日(17日)、杉内から頭部に死球を受け、途中退場になった平野恵が七回、村田の中前に抜けようかという打球を好捕、ジャンピングスローで刺すという超ファインプレーも見せた。窮地での粘りに「うまさより強さ、というものを日々感じている」と、指揮官は手応えを口にした。

 連敗は「2」で止まった。ズルズルいきそうなところを、全員野球で阻止した。「みんなで襲いかかる、助け合うということをモットーに、最後まで諦めないというスタンスでやっているところがそういうものにつながっている。ひたすらいいことは続けて、よくないことは直ちに改善する。そういうことが大事かなと思います」。パの首位をひた走る猛牛軍団は、交流戦Vのかすかな可能性を信じて残り2試合を全力で戦うい抜く。

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