ドジャース逆転勝ちで地区S突破!シャンパンファイト大谷翔平「最高」移籍後初「4番・指名打者」無安打も二盗から同点ホーム
「ナ・リーグ・地区シリーズ、ブレーブス1-4ドジャース」(7日、アトランタ)
ドジャースが敵地アトランタでのブレーブス戦に逆転勝ちし、3勝1敗で3年連続リーグ優勝決定シリーズに進出した。大谷翔平選手(32)は移籍後初の「4番・指名打者」で無安打だったが、0-1の二回に四球から二盗を成功させるなどして同点のホームを踏んだ。シャンパンファイトでは山本由伸(28)、佐々木朗希(24)両投手らと喜びを分かち合った。11日(日本時間12日)からの次シリーズは昨年と同じブルワーズと対戦する。
フィールドでは見せない笑顔があった。ゴーグルを装着し、酒の泡にまみれて奇声を上げた。9月17日の地区優勝に続くシーズン2度目のシャンパンファイト。前回は負傷者リストに入っていたため欠席した大谷が今季初の“祝勝会”で山本や佐々木朗らと喜びを分かち合った。
「最高です!何回やってもいい」
わずかな時間で切り上げた取材対応に気持ちが見えた。
打者専念で臨んだ4試合は打率・154(13打数2安打)。持ち味の長打は一本もなく、8月18日のロッキーズ戦で6年連続30号を達成した後は21試合102打席でアーチが出ていない。
レギュラーシーズンでは1番が指定席だったが、今シリーズの第1、2戦は2番、第3戦は5番、この日は4番で起用された。右上腕二頭筋や左膝などの治療を受けながらの出場。思い通りのスイングができずに苦しみながらも存在感を示した。
1点を先制された直後の二回。先頭でバットを一度も振ることなく、四球を選ぶと次打者の打席で二盗。捕手の悪送球を誘って一気に三塁まで進む。遊撃手の落球の間に同点のホームを踏んだ。
変わらぬ信頼
その後の3打席はノーヒット。外角低めのスプリットを引っかけて二ゴロに倒れるなど、課題を残すが、フリードマン編成本部長は「打席の質は上がっていた。私の中では彼は世界最高の選手。必ず良い打撃感覚をつかむ瞬間が来る。そうなれば、相手には大きな脅威になる」と全幅の信頼。ロバーツ監督も「今は苦しんでいるが、目を覚ます時が来る。みんな、彼を信じている」と言い切った。
ド軍は同点の七回に打撃不振から打順を9番に落としていたパヘスが決勝適時打。指揮官の継投策が的中し、相手の反撃を許さなかった。シーズン最後に“抑え失格”のらく印を押されたディアスが九回を締めて勝ち切った。大谷の目の前で、苦しんでいた選手たちが躍動した。
第3戦で快投した山本はずぶ濡(ぬ)れになりながら言った。「投手陣の良さが出た。あと8勝、全員で勝ちます」。次なる相手は両リーグ最高勝率のブルワーズだ。目標は球団初の3連覇。相手に不足はない。
◆米大リーグのポストシーズン(PS) ワイルドカードシリーズと地区シリーズを勝ち上がった4チームが、リーグ優勝決定シリーズで激突する。ナ・リーグは2年連続でドジャースとブルワーズが対戦し、11日(日本時間12日)に第1戦が行われる。昨年は第4戦で大谷が日本選手初のPS1試合3本塁打を放ち、先発投手として七回途中無失点、10奪三振と投打二刀流の活躍などでチームは4連勝を収め突破した。
ア・リーグは地区シリーズを制したレイズが、村上擁するホワイトソックスとガーディアンズの勝者と対戦する。12日(同13日)が第1戦。4戦先勝で23日(同24日)に開幕するワールドシリーズに駒を進める。
