タリク・スクバルの一言に会見場が大爆笑 過去に気温53度で登板「ちょっと違うレベルの試合だった(笑)」39度で6回1失点「プレーできるレベルの暑さだった」
「ナ・リーグ・地区シリーズ、ドジャース-ブレーブス」(3日、ロサンゼルス)
ドジャースのタリク・スクバル投手が6回1失点の快投でポストシーズン通算3勝目。開幕投手の役割を見事に果たしたが、試合後の会見では「53度の中でやったことがある。ちょっと違うレベルの試合だったよ」と明かし、報道陣を爆笑させた。
話題となったのは灼熱のマウンド。この日、ロサンゼルスは最高気温39度まで到達した。湿気は感じなかったが、照りつける日差しは強烈。それでも「気温に合わせようとしただけ」とジャブを放ち、「リトルリーグの試合で53度の中でやったことがある。ちょっと違うレベルの試合だったよ(笑)」と語ると会見場は大爆笑だ。
「ハバスやユマの子どもたちなんてシーズン通してきょうみたいな気候の中でプレーしている。そう考えるときょうの暑さは野球の試合としてプレーできるレベルの暑さだと思う」。アリゾナ出身の左腕だけに実話なのかもしれないが、暑さに負けない圧倒的なピッチングでゲームの流れを作った。初回先頭に安打を許して以降は無四球で打者15人連続アウトの快投。最速160キロを超えるフォーシームに鋭く落ちるチェンジアップなど、5回まで付け入る隙を与えなかった。
六回に先頭・マーフィーにソロ本塁打を被弾し、2四球で2死一、二塁のピンチを招いた。ここで打席にはオルソン。初回から飛ばしていたことと、熱波が体力を奪い、ボールも浮き始めていた。それでも最後は力を振り絞って左飛にねじ伏せ、ベンチにいた大谷翔平もラバーフェンスをバンバンとたたくほど感情を爆発させた。
スクバルは「正直、ホームランを打たれた打席が一番、狙い通りに投げられた打席だと思っている」と明かしつつ「キムを歩かせてはいけなかった。2つめの四球はボールが先行してしまった。ただ逆転される展開にはしたくなかったので、1点で切り抜けられたのは大きかった」と振り返った。
灼熱のマウンドも「暑いのは暑い。否定できない。でもどのチームも同じ条件でやっているわけで、それがメンタルや投球内容に影響するべきではない。投球して水分補給する。その繰り返しだよ」とどこまでも頼もしかった。
