大谷翔平 86打席ノーアーチで終了もPS光へ ロバーツ監督「一番大事なのは健康な状態で終われたこと」
「ジャイアンツ1-5ドジャース」(27日、サンフランシスコ)
米大リーグは各地でレギュラーシーズン最終戦が行われ、ドジャースの大谷翔平投手(32)はジャイアンツ戦に「1番・指名打者」で出場し、予定通り3打席に立って1安打だった。左膝や右上腕などのケガに苦しみ、不完全燃焼に終わったシーズン。その悔しさを力に変え、ポストシーズンでは悲願のワールドシリーズ3連覇を目指し、10月3日(日本時間10月4日)に始まる地区シリーズから登場する。チームは延長戦を制し、3連勝締めで3年ぶりに100勝を達成した。
凡打の中に光が見えた。今季最後の打席となった五回。大谷が放った痛烈なゴロが二塁手の正面を突いた。打球速度170キロとバットスピード123キロはいずれも出場選手の中で最速。次につながる打席になった。
3年ぶりに開幕から投打二刀流で臨んだシーズンはケガとの戦いだった。左膝、右腕、首を故障し、7月以降は打者に専念。ポストシーズン(PS)に万全を期して、9月には3年ぶりに負傷者リストにも入った。
打で6年連続30本塁打、投で8勝、防御率1・79をマークしたが、主要タイトル争いに絡む活躍はできなかった。不完全燃焼。来季以降に課題を残すシーズンになった。
戦列復帰後5試合の打撃成績は打率・238(21打数5安打)、OPS・558。自己ワーストの18戦86打席ノーアーチ。今後が不安視されるが、ロバーツ監督は「一番大事なのは、彼が健康な状態で終われたことだ。ここからさらに状態は良くなるはずだ」と、期待を口にした。
「オツカレサマ」。試合後のクラブハウスでは笑顔の大谷が日本語を勉強中のマルテ・ブルペン捕手とハグを交わした。日々の献身的サポートに対して感謝の気持ちを伝えた。
チームは休養日を1日挟んで、29日から練習を開始する。PS開幕前5日間の調整期間。指揮官は大谷に練習メニューを一任する考えを示した。3連覇に向けて臨戦態勢を整える。
