村上宗隆「チームに迷惑をかけていたので」V弾&好守に安堵 ホワイトソックス連敗ストップで首位タイ浮上 メジャー初三塁打で9月初マルチで復調気配

 「ホワイトソックス3-1タイガース」(17日、シカゴ)

 ホワイトソックスが連敗を止めた。村上宗隆内野手は「5番・一塁」で先発。8試合ぶりの本塁打となる決勝の先制32号3ランを放つなど4打数2安打3打点で勝利に貢献した。八回にはピンチ拡大を阻止する好守も見せた。

 試合後には現地放送局のインタビューを受け、本塁打について問われると、「速い球待ってましたし、良い形で先制点が取れて良かったです。久しぶりに打てましたし、チームに迷惑をかけていたので何とか出て良かったです」と安堵していた。

 この勝利でホワイトソックスは試合がなかったガーディアンズと並んで首位に浮上した。両チームはともに153試合を戦って78勝75敗。残り9試合で地区優勝を争うことになった。

 村上はいきなり快音を響かせた。初回2死一、三塁。タイガース先発左腕・バルデスの初球、152キロのシンカーを捉えて、バックスクリーンへ完璧な放物線を描いた。

 9月9日・パイレーツ戦以来のアーチに本拠地は熱狂。これで松井秀喜(ヤンキース)が2004年に記録した31本塁打を超え、日本人新人選手トップのブルージェイズ・岡本和真内野手と1本差に迫った。

 先手を奪うと、ベンチは必死に勝利をつかみにいった。3-1の五回2死二、三塁で、4番の左打者・グリーンを迎えた場面。勝利投手の権利まであとアウト1つだった先発右腕・フェディーに代えて、左腕・ハドソンを投入した。ハドソンは空振り三振を奪って起用に応えた。

 村上は一塁守備でも魅せた。3-1の八回2死一塁。三塁・バルガスが三遊間で高いバウンドのゴロを捕球し、一塁へワンバウンド送球した。

 村上が難しい体勢で捕球すると、一塁走者は二塁を蹴って三塁へ向かった。村上は誰もいない三塁へノーバウンド送球。バルガスがギリギリでベースへ戻って捕球すると走者にタッチした。

 一旦はセーフと判定されたが、ビデオ判定の結果アウトに覆ると、球場からは大歓声が沸いた。

 村上は2打席目からは2打席連続三振。それでも4打席目の八回は一塁線を破る打球でメジャー初三塁打。9月初マルチ安打を記録した。

 村上にとっては価値ある2安打となった。この試合まで9月は15試合に出場して打率・096、2本塁打、6打点で、31三振。16日・ガーディアンズ戦は5試合ぶりにスタメン落ちした。

 村上と同様にチームは9月に失速。9月はこの試合まで連勝がなく5勝10敗。16日に7月4日から守り続けたア・リーグ中地区の首位から陥落していた。 

 この試合前の時点で0・5ゲーム差の地区2位で優勝を狙える位置にいるが、現時点ではポストシーズン出場を目指してワイルドカード(地区2位以下の勝率上位3チーム)争いに加わっている。この試合を含めて残り10試合。ポストシーズン進出に向けて村上の完全復調が待たれる。

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