大谷翔平 投手断念の心境語った「今年の反省点」 3年連続世界一へ「バッティングに集中」 5戦ぶりスタメン復帰は無安打
「ドジャース6-3レッズ」(7日、ロサンゼルス)
ドジャースの大谷翔平投手(32)は、ロサンゼルスでのレッズ戦に「1番・指名打者」で5試合ぶりにスタメン復帰し、3打数無安打1四球だった。4試合の欠場理由だった左膝と右上腕二頭筋は完治しない状態での“強行出場”を「引き出しを多く作るチャンス」と前向きにとらえ、復調に意欲を見せた。また、今季中の投手復帰を断念したことを明かし、「残念」と悔しさをにじませた。チームは5連勝で地区優勝マジックを8にした。
5万293人が埋めた本拠地で大きな歓声と拍手で迎えられた。5試合ぶりに立った打席。「久しぶりだなあと。フフフ」。期待された快音を響かせることはできなかったが、試合後の大谷の表情やその声は快活だった。
一回の打席で左飛に倒れると、その後は連続三振と四球。2打席目以降で試みた6スイングは四つの空振りと二つのファウル。欠場前にも感じていたスイングのズレは修正できないまま、打席に立ち続けた。
6月ごろから悩まされている左膝と右腕の故障。五回の打席で三振に倒れた後は、ベンチの中で負傷箇所の右腕を振るしぐさも見せた。
「シーズンを通して100%(万全の状態)というのはなかなかない。主に膝と腕ですけど、プレーできる範囲内なのかなと思ってます」と大谷。“強行出場”でこの日の試合に臨んだ。
7月3日の登板を最後に打者に専念。投球プログラムを継続し、8月22日にはライブBP(実戦形式の打撃練習)で投げられるまで回復したが、次の段階に進むことができなかった。
「ある程度勝負をかけるタイミングっていうのがあったとは思いますし、その時に勝負をかけて、やっぱり万全の状態に投げられる感じではないよねっていうところでストップがかかっているという感じなので、適切なタイミングで勝負をかけられたんじゃないかなと思ってます。その結果、まあ今シーズンは良くなかったなという感じかなと思います」
今季中の投手復帰は「ほとんどの確率でそれはないとは思うので、バッティング、オフェンスの方に集中したいなと今は思っています」と大谷。プレーオフが始まる10月から逆算し、見切り発車の投球プログラムに厳しい現実が待っていた。「残念ではありますし、そこも含めて今年の反省点かなと思う」と悔しさをにじませた。
今後は打者に専念し、究極の目標ワールドシリーズ3連覇を目指す。「どこかがおかしいなりに自分の工夫次第でどうにでもなるところはあると思う。逆に言えばそういう引き出しの多さを作るチャンスだと思う」。持ち前のプラス思考で逆境を乗り越えてみせる。
