ロバーツ監督 苦悩のタッカーが放った逆転決勝打「うれしかった」苦手の本拠地で「苦しんできたのは事実」乗り越えたきっかけ「今の彼は野球をしている」
「ドジャース4-3パイレーツ」(22日、ロサンゼルス)
ドジャースのデーブ・ロバーツ監督は試合後会見で逆転決勝の2点タイムリーを放ったカイル・タッカー外野手を称賛。「本当によかったよ。うれしかったね」と目を細めた。
打撃で本来の力を発揮できず、右翼守備でも落球シーンがあるなど、明らかに苦悩をにじませていたタッカー。この日も四回の好機では自ら犠牲バントを試みた。一塁への全力疾走で併殺を免れ、反撃の一打にもつながった。チームの勝利に貢献しようと必死だった。
その思いが実を結んだのは1点を追う五回、1死二、三塁から一、二塁間を破る2点タイムリー。攻撃終了後にはチームメートに向かって笑みを浮かべてサムアップポーズ。価値ある一打に指揮官は「ここ数日で見せている姿こそ本来の姿だと思う。強い当たりが何本かあったし、一塁手への強い当たりでアウトになった打球もあった」と評し、「今の彼は野球をしている。それが私たちが求めていることだ」と言い切る。
前日まで本拠地では打率・186、2本塁打、17打点。ビジターでは打率・272、9本塁打とその成績は歴然だった。それだけに「周りはホームとロードの成績の差について話しているし、彼がここ(ロサンゼルス)で苦しんできたのは事実だ。でもファンは毎打席、彼を応援してくれている。選手はそれを感じるものだ。だからこそ、あの場面で結果を出せて本当によかった」と語っていた。
本人も試合後、ファンの声援について「ありがたいですね。ファンが毎日応援してくれて、自分たちを支えてくれているので」と率直な心境を明かした。その上で「僕たちはファンのために勝ちに行くだけ。自分もその一部として、できることをやっていきたいと思っている」と力を込めた。
