ホワイトソックス・西田 夢のメジャーデビュー!即先発、即ヒット 記念球は「お父さんに渡す」
「ホワイトソックス3-1ツインズ」(25日、シカゴ)
メジャーに初昇格したホワイトソックスの西田陸浮内野手(25)が、シカゴでのツインズ戦に「9番・右翼」でスタメンデビューし、四回に初安打をマークした。同僚の村上宗隆内野手(26)は「2番・一塁」で出場し、一回に8試合ぶりの本塁打となる18号ソロを放った。チームも3-1で勝った。ドジャースの大谷翔平投手(31)はロッキーズ戦に「1番・指名打者」で出場し、3打数1安打1打点。チームは3連勝を飾った。
憧れのメジャーで第一歩を踏み出した。初昇格を果たした西田が即先発出場。攻守にはつらつとしたプレーを披露し、「自分の夢でもあった。すごくうれしい気持ち」と喜びをかみしめた。
マイナーで主に守っていた二塁ではなく、右翼での出場。1-1の二回2死一、二塁で右前打に素早く詰め寄り、小柄な体を躍動させて本塁へ返球。「投げる時に靴が脱げたので、やばいと思った」と言いながらも正確な送球で走者を刺した。
四回には初安打をマーク。内寄りの変化球をたたくと、打球はスライディング捕球を試みた二塁手の左を抜けて中前に転がった。球場は歓声に包まれ、「めっちゃ気持ちが楽になった。(記念球は)お父さんに渡す」と声を弾ませた。
宮城・東北高を卒業後に渡米し、短大を経てオレゴン大へ。ドラフト指名は全体329位で、マイナーで地道に鍛錬を重ねてステップアップしてきた。前日にメジャー昇格を告げられた際には、思わず涙したという。
マリナーズで活躍したイチローと同じ背番号51。右翼からの好返球は大先輩を連想させるプレーだったが、恐縮しきりで「正直、変えた方がいいと思うぐらい重い番号」と初々しく語った。ここからはメジャーでの生存競争が待ち受ける。「まだ1試合だけなので頑張る」と力強く語った。
◆NPB未経験は野手初 西田は国内出身の日本人野手としては初めて、日本のプロ野球を経験せずにメジャーでプレーした選手となった。米国出身で内野手だった加藤豪将が、ヤンキースから13年にドラフト指名され、22年にブルージェイズでメジャーデビューした例がある。
◆西田陸浮(にしだ・りくう)2001年5月6日生まれ。大阪府出身。168センチ、68キロ。右投げ左打ちの内野手。東北高では甲子園出場なし。卒業後、渡米してマウント・フッドコミュニティーカレッジに進学。23年にオレゴン大に編入し、同年夏の大リーグドラフトでホワイトソックスから11巡目(全体329位)で指名される。今年4月に3Aに初昇格した。
