佐々木朗希「正直、僕が一番不安だった」OP戦から復調した要因「自分ができることは限られている」開き直って5回途中1失点

 「ドジャース0-4ガーディアンズ」(30日、ロサンゼルス)

 佐々木朗希投手が今季初先発し、5回途中1失点。初黒星を喫してしまったが、OP戦防御率15・58から見せた激変の姿。本人は収穫を強調した。

 「自信はなかったですし、正直、僕が一番不安だったとおもうんですけど」と率直な心境を明かした上で、「自分ができることは限られている。そういうことに集中して投げました」と語った。過去を打ち消し、開き直ってマウンドへ上がった。

 初回、先頭との勝負はフルカウントまでもつれたが、しっかりと三振に仕留めた。ベンチでは大谷や山本が見つめる中、2死からラミレスに中前打を許した。直後に二盗を許し、得点圏に走者を背負った。

 それでもマンザードを高めの99マイルで詰まらせての左飛に打ち取り、鮮やかにピンチを脱出。ベンチに戻るとチームメートからハイタッチで出迎えられた。

 二回は先頭を一ゴロ鬼抑え、ロキオの2球目にスプリットが大きく抜ける場面はあったが、力強い直球で遊飛に打ち取った。アリアスも素早く追い込み、雄たけびをあげながらフルカウントからのカットボールで三者凡退に仕留めた。

 三回もヘッジズを2球で追い込んだが、4球目の99マイルを右翼線へはじき返された。無死二塁のピンチを背負い、続くマルティネスは初球で送りバントを決めて三塁に進められた。ここでクワンに浮いたカットボールをとらえられ、右翼線を破られる適時二塁打を浴びた。

 なおも1死二塁でデローターには逆球で四球を与えた。ラミレスはスプリットで空振り三振を奪い、マンザードは右翼へのライナーに打ち取って最少失点で切り抜けた。

 フォームに躍動感が出てきた四回は1死から四球で走者を許したものの、落ち着いて後続を打ち取った。ヘッジズの打席でフルカウントに持ち込まれると、スタンドから激励の拍手もわき起こった。大乱調でタメ息に包まれたオープン戦時とは大違いだ。

 そして74球で迎えた五回、9番・マルティネスに中前打を浴びたところでロバーツ監督がベンチを出て交代を告げた。ベンチではロバーツ監督が握手を求め、佐々木の胸をポンポンとたたいた。指揮官の笑顔が合格点を示す揺るぎない証だ。スコットが無死一、三塁のピンチを切り抜けると、ベンチで絶叫しながら拍手。感情を爆発させた。

 最速は160キロだったが「まだ制御しているところもあるので、自信持って投げられれば球速も出てくるのかなと思います」と佐々木。「試合直前のブルペンで行ける感覚はなかったですけど、目の前のバッター1人に集中した結果だと思います」と言う。「ゾーンで勝負できたら何でもいい」と意識を明かし、三回に先制点を奪われた後も「大きく乱れなかったこと自体がよかった。引き続きビッグイニングを作らないようにしていきたい」と力を込める。

 試合前のブルペンでは球団スタッフに打席に立ってもらい感覚を確認。直球をひっかけ左打席に入ったスタッフに当たりそうになり、スプリットが連続して抜ける場面も。ただ2日前のブルペン投球よりは安定していた。

 佐々木はオープン戦で結果を残せず。4登板で防御率15・58と精彩を欠いた。制球が大きな課題となっており、最終調整の場となった23日のエンゼルスとのオープン戦は四回途中8四死球5失点と不安を残していたが、本番でしっかりと結果を残した。

 「要因はいろいろあるので、しっかりと振り返ってやっていきたい。大きく変えることはないので、微調整をやっていきたい」と自信をのぞかせた佐々木。収穫いっぱいの今季初登板だった。

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