フィリーズ トムソン監督が大谷翔平に示した敬意 米メディアの質問に「あまりコメントしたくない」真意を語る
「ナ・リーグ・地区シリーズ、ドジャース2-8フィリーズ」(8日、ロサンゼルス)
フィリーズのロブ・トムソン監督は試合後、米メディアからドジャース・大谷翔平投手を抑え込んでいることについて「あまりコメントしたくない」と語り、その真意を明かした。
ここまで大谷を3試合で14打数1安打に抑え込んでいるフィリーズ投手陣。米記者から「ポストシーズン最大の話題はショウヘイが14打数1安打、7三振と苦しんでいることではないでしょうか?これはチームのプランニングが機能しているのか?それとも彼自身が本調子ではない要素もあるのか?」と指揮官に質問が飛んだ。
トムソン監督は「その件についてはあまりコメントしたくない」と語り「というのも彼はいつ爆発してもおかしくない選手だからね。それほど偉大な打者ですから」と説明。その上で「私たちが彼に対して良い投球ができたのは確かだ」と自軍投手陣をたたえた。
フィリーズはサンチェス、ルザルド、そしてこの日投げたスアレスと強力な先発左腕を擁している。救援陣もストロムなどがおり、大谷には重点的に左腕をぶつけてきた。さらに組み立てを見ても両コーナー、高低、緩急を目いっぱいに使っている。フルカウントまで勝負が持ち込まれるなど、カウントも最大限に利用している印象だ。
第4戦も勝利し、熱狂的なファンが待つフィラデルフィアに戻ることができるか。打線も眠っていたシュワバーに2本塁打が飛び出した。ハーパーの好走塁が決勝点を呼びこむシーンもあり、9日の第4戦も一丸で勝利を目指す。




