24年ぶりPS本拠地星にファン涙 マリナーズ1勝1敗に ロドリゲスの決勝二塁打に感情高ぶる SNS「シアトルにはそんな経験はないんだ」
「ア・リーグ・地区シリーズ、マリナーズ3-2タイガース」(5日、シアトル)
5回戦制(3戦先勝)の第2戦が行われ、マリナーズが競り勝って1勝1敗のタイとした。ポストシーズンでの本拠地勝利は2001年の地区シリーズ最終第5戦でインディアンス(現ガーディアンズ)に勝って以来で、24年ぶり。
マリナーズは2-2の同点とされた直後の八回1死走者なしからローリーが右翼右へ二塁打。続くロドリゲスが左翼線に決勝のタイムリー二塁打を放った。テレビ中継では勝ち越した瞬間、本拠地のファンが総立ちになって熱狂し、その中に涙を流すメガネをかけた男性の姿が。隣のパートナーとみられる女性が彼の眼鏡を取って優しく抱き寄せる様子が映し出された。
FOXスポーツMLBの公式X(旧ツイッター)は「シアトルでは感情が高ぶっています」として、その際の動画を投稿。フォロワーからは「1勝1敗のタイとしたことが当然のように振る舞えと言いたいところだが、実際、シアトルにはそんな経験はないんだ」「試合の最後には私も涙を流した」「彼女はおそらく毎年この時期に彼が落ち込んでいるのを見てきたのかな」「マリナーズがついに本拠地でプレーオフに勝った」などとコメントが寄せられた。
前日の第1戦を2-3で落とし、連敗すれば崖っぷちに追い込まれるところだったマリナーズ。この日はタイガースの好投手・スクバルからポランコが四、六回に2打席連続ソロ本塁打を放ち2点をリードした。しかし、八回に追いつかれて暗雲が漂いかけた直後の勝ち越し劇だっただけに、ファンも感極まったようだ。
マリナーズは01年にヤンキースとのリーグ優勝決定シリーズで敗退。それ以来のプレーオフ進出となった22年ワイルドカードシリーズはブルージェイズに敵地で2連勝して地区シリーズに進んだが、アストロズに3連敗して敗退し本拠地勝利はなかった。





