ロバーツ監督がトライネンに不満げな表情 先頭四球から1点差に迫られる 救援陣のPSオーディションで不安定さを露呈
「マリナーズ2-3ドジャース」(26日、シアトル)
ドジャースが八回に1点差に迫られた。この回から登板したブレーク・トライネン投手が先頭への四球からピンチを広げて失点。ベンチのロバーツ監督は不満げな表情を浮かべた。
佐々木朗希投手の後を受け、八回から6番手でマウンドに上がった右腕。先頭のロドリゲスを四球で歩かせると、後続を打ち取って2死までこぎつけた。
だがラリーに安打を浴びて一、二塁とピンチを広げると、カンゾーンに右前適時打を浴びて1点差に迫られた。さらに二盗を決められて2死二、三塁と一打逆転のピンチを背負い、クロフォードに10球粘られた末に二遊間へ痛烈なライナーをはじき返されたが、遊撃・キムの正面を突き、辛くもリードを守り切った。それでもロバーツ監督はベンチで声を張り上げるなど、不満げな表情を見せていた。
トライネンは24日のダイヤモンドバックス戦で打者1人を抑えて勝利投手になるも、その前の7試合は0勝5敗で防御率15・19。ポストシーズンではアクティブロースターが2減の26人となることから、この日はブルペンのオーディションの様相を呈していた。その中、ベテラン右腕は結果を残せなかった。
さらに九回は同じく不安定さを露呈していたスコットが2死満塁のピンチを招いた。最後は低めのスライダーでスアレスを空振り三振に仕留め、辛くも1点リードを守り切った。





