大谷翔平 自己最多タイ54号!右手1本で仕留めた ナ西地区4連覇 ファン&チームメートから「MVP」大合唱
「ダイヤモンドバックス0-8ドジャース」(25日、フェニックス)
ドジャースが大勝し、ナ・リーグ西地区4連覇を果たした。大谷翔平投手(31)は「1番・指名打者」で出場し、4点リードの四回に自己最多に並ぶ54号2ランを放ち、2年連続3度目の100打点にも到達した。先発の山本由伸投手(27)は6回4安打無失点で12勝目。2人の活躍で2年連続ワールドシリーズ制覇へ弾みをつけた。ポストシーズンは30日(日本時間10月1日)に始まるワイルドカードシリーズから登場する。
目に染みるアルコールが心地よかった。顔をしかめて奇声を上げる大谷はずっと笑っていた。公式戦3試合を残して達成した地区4連覇。
「みんなここを目指してやってきた。まだ先はありますけど、きょうは楽しんで、明日以降、また頑張りたいと思います」。チームメートたちから“MVPコール”まで沸き起こる中、216本のシャンパンと480本のビールのシャワーを浴びた。
地区優勝マジックを1として臨んだ試合。豪快アーチでチームを勢いづけた。4点リードの四回1死三塁。カウント1-1から低め、ボールになるチェンジアップを、右中間席に設置された敵地名物のプールにたたき込んだ。
「感触はよかった。外野フライを打てればいいと思っていたのでうまく拾えて良かった」
二回1死満塁では三振を喫していた。「何とか取り返せて良かった」。体勢を崩され、最後は右手一本になりながら運んだ4試合ぶりの一発。敵地に大挙して押し寄せたド軍ファンから「MVP!MVP!」の大合唱が起こった。
この一振りで2つの記録が達成された。昨季樹立した自身&球団最多記録の54本塁打に並ぶとともに、シーズン101打点として2年連続、3度目の大台に達した。また本塁打は残り3試合で、ナ・リーグトップのシュワバー(フィリーズ)に2本差に迫った。
直近9試合で5本塁打。現在の打撃感覚を「少しずつ良くはなってきているのかなとは思う。あともう少しでいい流れに乗れるのかなと思っている」と大谷。本調子ではないながらも打ち続けているところにすごみがある。
昨季は打者専念で史上初の「50-50(54本塁打、59盗塁)」の偉業を達成した。今季は6月に投手として復帰。投球回数を制限しながら、本来の姿である“リアル二刀流”で本塁打を量産し、160キロ超の剛球を投げ続けている。
30日からはポストシーズンが始まる。ワイルドカード・シリーズ(3回戦制)でも先発する予定だ。「これから先に合わせて後半はやってきたつもりなので、しっかり仕事ができるように頑張りたい」。今季最大の目標はワールドシリーズ連覇。大谷がチームとともに第1関門を突破した。





