大谷翔平 初回先頭打者のバットをいきなり真っ二つにへし折る 一部が吹っ飛び敵地どよめく 解説者「言葉にできない」圧巻の立ち上がり

 「ダイヤモンドバックス-ドジャース」(23日、フェニックス)

 ドジャース・大谷翔平投手が「1番・投手兼指名打者」で出場した。

 節目のメジャー通算100試合目の登板。初回、先頭ペルドモに対して2球目、151キロカットボールで右飛。バットをいきなり真っ二つにへし折り、球場をどよめかせた。折れたバットの一部が一塁ベンチ側防球ネットの上部まで飛んだ。

 2番マルテは二ゴロ。3番キャロルは2球目に160キロの直球で空振りを奪うと、5球目は128キロのカーブで見逃し三振を奪った。初回は11球で三者凡退。圧巻の立ち上がりに、NHK-BSの解説者・武田一浩氏は「言葉にできないくらい。これだけのピッチングをされたら対処できない」と語った。

 この日はレギュラーシーズン最後のリアル二刀流。初回の打席では右腕ファットと対戦し、二ゴロに倒れた。

 大谷はここまでチーム最多の153試合に出場し、打率・283、53本塁打、99打点、19盗塁。打点と盗塁で節目の数字に王手をかけている。OPS(出塁率+長打率)1・018はナ・リーグ最高、141得点はメジャー全体最多。

 本塁打王争いは、トップで並んでいたシュワバー(フィリーズ)がマーリンズ戦の初回に54号先制ソロ。ふたたび、追う展開となった。

 投手としては13試合に登板し、1勝1敗、防御率3・29。前回16日のフィリーズ戦は5回無安打無失点、無四球5奪三振の快投を見せた。わずか68球だったが、予定されたイニング数を消化したため、勝ち投手の権利を持って降板したが、ブルペン陣がリードを守り切れずに逆転負けを喫した。

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