ドジャースがプレーオフ進出に王手!大谷翔平の弾丸二塁打から決勝点 山本由伸が6回途中1安打無失点の好投 優勝マジック「6」に
「ドジャース2-1ジャイアンツ」(18日、ロサンゼルス)
ドジャースが連勝で13年連続のプレーオフ進出決定に王手をかけた。先発の山本由伸投手が5回1/3を無失点と粘りの投球を見せると、大谷翔平投手が弾丸二塁打で先制点の好機を演出。八回の第4打席でも左中間を真っ二つに破る二塁打を放つなど、4打数2安打1得点でチームの連勝に貢献した。
山本は立ち上がりから厳しいコースがことごとくボールと判定されて球数がかさんだ。最終的に自己ワーストの6四球を与え、六回で球数が100球を超えた。
それでも前回登板から2試合連続の対戦となるジャイアンツに対し、右打者にはツーシーム、左打者にはカットボールで内角をえぐるなど、配球パターンをガラリと変えた。わずか1安打しか許さず、我慢強く打線の援護を待った。六回に1死二塁としたところで、ロバーツ監督がベンチを出て交代を告げた。スタンドからは大きな拍手が降り注ぎ、ベンチでは引退を表明したカーショーともグータッチ。2番手のドライヤーがピンチを切り抜けると、最前列で満面の笑みを浮かべた。
直後、1死一塁から大谷が右翼フェンス直撃の二塁打で好機を拡大すると、ベッツの遊ゴロが敵失を誘い先制点をあげた。さらにフリーマンの適時打で大谷が貴重な追加点となるホームを踏んだ。
八回の第4打席でも左中間を真っ二つに破る二塁打を放った大谷。課題のリリーフ陣は七回にコーペック、トライネンが4四球を与えて1点差に迫られたが辛くもリードを守り切った。八回をバンダ、九回をベシアが締めた。グラウンドインタビューでは「とにかく攻めること、ストライク先行を意識した」と語った左腕。笑みを浮かべながら「1球、1球に魂を込めてフォーシームを投げ込む。それが私のスタイル。ブルペン陣は登板が多いが、その日の試合を勝つことを考えている」と力を込めた。
これで優勝マジックを2つ減らして「6」とし、2位・パドレスとのゲーム差を3に広げたドジャース。19日のジャイアンツ戦に勝てば、例え地区優勝を逃してもワイルドカードでダイヤモンドバックスらが上回れないため、自力でのプレーオフ進出が決まる。





