大谷翔平 120マイル超高速46号弾!ドジャース移籍後通算100号 ロバーツ監督驚愕「普通ならシングル」
「パイレーツ9-7ドジャース」(2日、ピッツバーグ)
ドジャースの大谷翔平投手(31)が7試合ぶりの本塁打となる46号ソロを放った。8月24日・パドレス戦以来、7試合ぶりの一発で、49本塁打でナ・リーグトップに立つフィリーズのシュワバーに3本差に迫った。九回には左中間フェンスを直撃する適時二塁打で3安打2打点を記録したが、チームは7-9で敗れた。
滞空時間3・6秒。ドジャースベンチの選手たちが、ホームランを見つめた後、すぐに首を振った。三回1死。大谷が放った打球は、角度23度の低弾道で右翼席へ。46号ソロは、自身最速の打球速度となる120マイル(約193キロ)の超高速弾だった。ロバーツ監督は「とにかく音がすごい。あっという間にスタンドまで届いた。普通ならシングルヒット止まりの打球が、彼はホームランになる」と目を丸くした。
捉えた球は、今季メジャーデビューした若手有望株、22歳右腕のチャンドラーが投じた99・2マイル(約160キロ)だった。内角低めの剛速球を、それを上回るパワーではじき返した。チャンドラーは「打球を見て『クレイジーだ』と。あんなに強い打球を打たれるなんて。相手は史上最高の選手だしね」と脱帽した。
大谷は8月から少しバットを短く持つようになった。監督は「速球への対応をすごく練習している。専用のマシンを使ってね。バットも速球に合わせられるように少し短く持っている」。8月下旬は調子を落としたが、月が変わると一発と2本の二塁打で3安打発進。勝負の9月に技術と感覚が研ぎ澄まされてきた。
46号がドジャース移籍後、通算100号のメモリアルアーチとなった。米大リーグの公式記者によれば、新チームでの2シーズンで100号に到達したのは、ベーブ・ルース、ロジャー・マリス、アレックス・ロドリゲスに続いて史上4人目。名だたる伝説の選手に打者として肩を並べた。
チームはナ・リーグ中地区最下位のパイレーツにまさかの敗戦。3日(日本時間4日)は大谷が先発予定だ。今度は投打で敵味方の度肝を抜く。





