大谷翔平 179キロ弾丸タイムリー ドジャース3連勝でM28 27日先発登板、投手復帰後初星決める

 「ドジャース6-3レッズ」(26日、ロサンゼルス)

 ドジャースの大谷翔平投手(31)が本拠地でのレッズ戦に「1番・指名打者」で出場し、六回に右前適時打を放つなど、4打数1安打1打点だった。チームの3連勝に貢献し、優勝マジックを「28」に減らした。27日の同戦には投手復帰後の初勝利を目指して、今季11度目の先発マウンドに上がる。

 時速179キロの高速打球が一、二塁間を真っ二つに割った。4点リードの六回2死二塁。大谷のバットが火を噴いた。軟投派左腕スーターが投じた130キロの内寄りスライダーを鋭く振り抜き、二塁からロハスをホームへ迎え入れる。18日のロッキーズ戦以来、実に7試合32打席ぶりの適時打で勝利をグッと引き寄せた。

 大谷が苦痛に顔をゆがめたのは投打同時出場した20日のロッキーズ戦だ。四回のマウンドで時速150キロの打球が右太ももを直撃。痛みに耐えながら続投したが、降板後は1打席に立った後に途中交代した。

 21日の試合は欠場し、疲労回復の時間に充てた。しかし、22日から前日までの4試合は3試合でノーヒットを喫するなど、打率・071(14打数1安打)。打球直撃の後遺症が心配される中、この日も第3打席まで無安打だったが、六回の好機で久しぶりに快音を響かせた。

 チームは37歳左腕カーショーが中4日で5回1失点の好投。六回以降を4人の継投で逃げ切った。この日は代打策が奏功するなどロバーツ監督の采配が的中。3連勝を飾った指揮官は「完璧な試合だった」と満足感を漂わせた。

 地区優勝を争う2位パドレスも勝ってゲーム差は1のまま。しかし、優勝マジックを1つ減らして「28」とした。試合終了直後、フィールド上で仲間たちとハイタッチを交わした後、マウンドを駆け上がり、シャドーピッチングをした大谷。きょう27日の試合で6日以来の本拠地のマウンドに立つ。打って、投げて、チームを4連勝に導くイメージはできている。

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