球場に響く「BEAT LA」の大合唱 ダルビッシュの好投に一丸で応えパドレス快勝 魂ヘッスラのマチャド「おそらく今季一番」と右腕をたたえる
「パドレス2-1ドジャース」(22日、サンディエゴ)
九回、大型スクリーンには「BEAT LA」の文字が躍り、場内も大合唱。チームはもちろん、本拠地のファンも一体となって、ドジャースとの首位攻防3連戦の第1ラウンドを制した。73勝56敗とし、ナ・リーグ西地区首位に並んだ。
前回17日の登板でドジャース打線に初回に打ち込まれた先発のダルビッシュ有投手にとっては直後の再戦。この日は初回先頭の大谷を一ゴロに仕留めるなど多彩な球を駆使して抜群の立ち上がりを披露した。三回にフリーランドにソロを被弾し先制点を与えたが、許した安打はこの1本だけ。6回1安打1失点で今季3勝目を挙げた。
この投球に応えたのが攻撃陣。四回にはマチャドの中前タイムリー、ボガーツの中犠飛で2点を奪い試合をひっくり返した。マチャドは八回2死三塁で遊ゴロに倒れたが、一塁へ魂のヘッドスライディング。チームを鼓舞して、1点差で逃げ切った。
試合後、NHKBSのインタビューに応じたマチャドは「3連戦の初戦を取れたのは大きい。きょうはダルビッシュ投手が登板したので、試合をつくって勝ちに結びつけてくれるだろうと思った。本当にいい形で勝ててよかった」と振り返った。ヘッドスライディングについては「振り返るとちょっと後悔している部分もあるが、あそこはどうしてももう1点欲しい場面なので。なんとかセーフになればと思って、あそこは思い切りヘッドスライディングでいきました」と話した。
ダルビッシュの投球については「おそらく今季一番いい登板だったんじゃないか。1球だけミスがあってホームランになってしまったが、それ以外は本当に素晴らしいピッチング。いい形で勝利に結びつけてくれたと思う」と称賛した。





