大谷翔平 元気にマルチ 脱水症状の不安払拭、休養日挟んで復活

 レイズ戦の3回、バットを折られながらも二塁内野安打を放つドジャース・大谷翔平(提供・共同通信社)
 3回、バットを折られながらも二塁内野安打を放つドジャース・大谷(共同)
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 「レイズ0-5ドジャース」(1日、タンパ)

 ドジャースの大谷は元気な姿を披露した。蒸し暑いシンシナティの試合では「体調が良くない」と脱水症状を訴え、休養日を挟んで迎えた一戦。常夏のタンパに舞台を移し、2安打で暑さと不安を吹き飛ばした。

 三回に幸運な形で3試合ぶりの安打を記録した。右投手の外角チェンジアップで真っ二つに折れたバットが、力ないゴロと重なるように二塁手の方に飛んだ。処理を阻んで内野安打に。出塁後は二塁手に手を上げ、気遣いを忘れなかった。

 続く四回はライナーで力強い打球を放った。外角のカーブを右手一本で巧みに右前へ。得点には結び付かなかったが、好機を演出した。

 レイズは本拠地球場が昨年10月のハリケーンで大破し、今季はヤンキースのキャンプ地で試合を開催。小規模な球場だが、それだけ選手との距離は近い。満員の1万46人が詰めかけ、めったに見られない大谷に大きな声援を送った。ロバーツ監督は「(大谷)翔平が出る試合なら、私もお金を払ってでも見たいね」と柔らかく笑った。

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