大谷翔平 球団新記録の6戦連発ならずも連勝に貢献 ドン詰まりの右前打から貴重な追加点 笑み浮かべてハイタッチに

 「レッドソックス2-5ドジャース」(25日、ボストン)

 ドジャースが接戦を制して連勝。球団新記録となる6試合連続本塁打へ大きな期待がかかった大谷翔平投手は、アーチは出なかったものの4打数1安打、1四球1得点で勝利に貢献した。

 三回の第2打席で詰まりながらも一、二塁間を破った大谷。右前打でチャンスメークすると、続くスミス、フリーマンの連打で満塁とし、押し出し四球で貴重な追加点となるホームを踏んだ。

 五回の第3打席でも冷静に四球を選んだ大谷。強引になることなく、冷静に打てるボールを見極めている印象だ。5試合連続アーチ中も同様で、この日はレッドソックス投手陣が厳しいコースを攻め続けたことで快音は響かなかった。九回の第5打席では唯一、甘いボールが来たが、タイミングがズレて捕邪飛に倒れた。

 それでもチームは二回にエドマンのタイムリーで先制。1点差で迎えた八回にはテオスカー・ヘルナンデスに貴重な15号2ランが飛び出した。

 先発のシーハンは初回に30球超の球数を要する苦しい立ち上がりだったが、二回以降は立ち直って5回2失点とゲームを作った。バンダ、エンリケスとつないで、八回をベシアが無失点に抑えてゲームは九回へ。最後はカスパリウスが締めてメジャー初セーブ。大谷はテオスカーと笑みを浮かべ合いながら勝利のハイタッチに加わった。

 これでドジャースは連勝。ナ・リーグ西地区で3連敗を喫した2位・パドレスとの差を5・5ゲームに広げた。さらにブルワーズに並んで再びリーグ最多勝利数に。9試合続く遠征の初戦をしっかりと勝ちきった。

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