大谷翔平&真美子さん パパママで初の公の場 5度目球宴は初回「渋い」中前打 二回惜しい!特大ファウル

 「米大リーグ・オールスター、ナ・リーグ6-6ア・リーグ(HR競争4-3)」(15日、アトランタ)

 ドジャースの大谷翔平投手(31)がアトランタで開催されたオールスターゲームにナ・リーグの「1番・指名打者」で出場。初回に中前打から先制ホームを踏むなど2打数1安打1得点で、史上初のホームラン競争による延長戦勝利に貢献した。ファン投票で5年連続5度目の選出となった夢舞台。試合前には恒例行事のレッドカーペットショーに2年連続で真美子夫人とともに参加し、ファンの歓声を受けた。

 充実した表情の中に悔しさが見えた。2年連続サイ・ヤング賞を狙うメジャー屈指の左腕、スクバルとの対決。大谷は初回の打席で追い込まれながら外角低めスライダーにバットを伸ばし、最後は右手1本で中前へ運んだ。

 「自分の中の気持ちとしては三振かホームランかぐらいの気持ちでいこうと思って、渋いヒットにはなりましたけど、良かったと思います」

 日本選手初となる2年連続2本目の球宴弾が期待された試合。お祭りモードで打席に立ったが、2番手左腕ロドンと対峙(たいじ)した二回は一ゴロに打ち取られた。カウント2-1から右翼ポール際に放った強烈なラインドライブはフックしながら切れてファウルに。甘く入ったスライダーを仕留め損ねた後、苦笑いを見せてヘルメットをコツコツと叩いた。

 ファンからナ・リーグ最多の票を獲得した5年連続5度目の選出。恒例のレッドカーペットショーでは1番目に真美子夫人と登場して、大きな歓声を受けた。

 4月に女児が誕生。親になって初めて公の場で披露したツーショット。愛妻のドレスの色は開催地特産品のピーチだ。大谷は自身の濃紺のスーツを「妻の色に合わせて僕が選んだ」と明かし、手をつなぎ、時折笑みを浮かべながら歩き続けた。

 球場では他の選手と積極的に交流した。6月19日のパドレス戦で背中に160キロの死球を受けたスアレスにも自ら声をかけて笑顔でハグ。大谷の予期せぬ行動はSNS上でも拡散されて大きな話題に。元阪神の守護神は「幸せな気持ちになった。彼は本当にナイスガイだ」と感嘆の声を上げた。

 今回は愛犬デコピンを含む家族4人でカーショーやフリーマンら他の出場選手の家族らとともに球団チャーター機で現地入り。3日間のイベントを振り返り、「特別なオールスターだった」と言った。

 この日は2打席で交代した大谷。同じく試合序盤で交代したフリーマンとともに試合中に臨んだ会見で一人だけ私服に着替えて報道陣の質問に答えた。関係者によると、大谷一家はチームより一足先にチャーター機でロサンゼルスへ移動した。自身だけでなく、夫人やまな娘の体調を考慮したと思われる旅程。後半戦開始までの2日間の休養日を「家でゆっくり過ごそうかなと思ってます」と明かした。

 地区首位を快走するド軍。後半戦は打者と投手、フル回転の働きを期待されている大谷が家族と至福の時を過ごし、後半戦への活力にする。

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