ナ・リーグが2年ぶり勝利!シュワバーが驚異の3連発で延長本塁打競争制す→MVP獲得「うれしかった」大谷翔平は1安打1得点

 1回、後続の2点打で二塁から先制のホームを踏み、続く一走を迎える大谷。左は次打者フリーマン(提供・共同通信社)
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 「米大リーグ・オールスター、ナ・リーグ6-6ア・リーグ(HR競争4-3)」(15日、アトランタ)

 延長戦のホームラン競争の末、ナ・リーグが勝利。通算成績は45勝48敗2分けとなった。

 ロバーツ監督はホームラン競争で最初にマーリンズのストアーズを指名。ア・リーグのルッカーが先に2発を放った中、2スイング目の1本に終わりリードを許した。

 2人目はシーズン30発を放っているフィリーズのシュワバー。ファーストスイングでバックスクリーンにたたき込み、2スイング目も右中間にたたき込んだ。これでタイに持ち込むと、3スイング目も右翼ポール際へたたき込み、逆転した。

 ア・リーグの3人目、アランダがノーアーチに終わり、ナ・リーグの2年ぶり勝利が決まった。ベンチ前では選手達が大喜び。ロバーツ監督も笑みを浮かべて選手達をたたえた。

 MVPを獲得したシュワバーは「ホームランを狙わないでいこうと思った」。同リーグの選手達の興奮ぶりに「あれだけ喜んでくれてうれしかった。楽しかった」と振り返った。

 ドジャース・大谷翔平投手は2打数1安打。初回の第1打席で追い込まれながらもスクバルのスライダーを右手一本で中前に運んだ。対戦したくないと語っていた左腕だが「三振かホームランくらいの気持ちでいったんですが、渋いヒットになって。それはよかったかな」と大谷。その後、マルテの右翼線二塁打で先制のホームを踏んだ。ベンチに戻ると笑みを浮かべた。

 第2打席では浮いた変化球を豪快なフルスイングで右翼ポール際へ。「フックしていたので切れるな」と惜しくも切れてファウルとなったが、2打席で技術とパワーを全米の野球ファンに見せつけた形に。直後に打席ではヘルメットをたたき、おどけた笑みを浮かべた。

 2打席で交代となったが「いい時間になったかなと思います」と語った大谷。ナ・リーグは六回にメッツのアロンソが3ランを放ち、ダイヤモンドバックスのキャロルが貴重な追加点となるソロを放った。

 しかし粘るア・リーグは七回にアスレチックス・ルッカーの3ランで反撃。さらに1点を加えて2点差に迫った。最終回にはパドレスの守護神・スアレスが連続二塁打を許して1点差に迫られたところで、ロバーツ監督がメッツのディアスを投入。しかし内野安打を許して試合を振り出しに戻された。

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