MLBオールスターでロボット審判導入へ 来季本格導入への試金石 直近で2監督が退場&大谷翔平も判定に不満あらわ 米報道

 MLBオールスターゲームでストライク、ボールを判定する「ロボット審判」が導入される見通しであることが9日(日本時間10日)、明らかになった。米スポーツ専門放送局「ESPN」が報じ、米記者も追随した。

 ESPNは「来週アトランタで開催されるオールスターゲームに、自動ボールストライクシステムが導入される」と伝え、MLB関係者の話として「早ければ来年にもメジャーリーグで正式に導入される前兆となる可能性を認識し、毎年恒例のエキシビションゲームにこの機能を導入した」という。

 ロボット審判については今季開幕前のオープン戦で実施され、実際にストライク、ボールの判定が覆るケースが多くあった。オールスターでも同様のシステムになると記され、「各チームに2回のチャレンジが与えられ、成功すればそのチャレンジを再び挑戦できる。チャレンジを要求できるのは投手、捕手、打者のみで、投球直後に行う必要がある。選手は帽子またはヘルメットを軽くたたいて審判にチャレンジの意思を示す。ダグアウトや他のフィールド上の選手による介入は認められない」としている。

 直近では8日のゲームでストライク、ボールの判定に激高したエンゼルス・トラウトが球審に詰め寄り、それに抗議したモンゴメリー監督が退場処分に。9日もパドレスのシルト監督がボール判定にベンチから猛抗議して退場処分を受けた。

 ドジャース・大谷翔平投手も8日のブルワーズ戦で完全なボール球をストライク判定され、見逃し三振。首と手を振りながら球審に抗議するシーンもあった。

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