大谷翔平が剛腕新人に洗礼の一撃 NHK解説「さすがですね」と感嘆 配球のアヤも カーブ連投の末の失投に「あーっ」

 「ブルワーズ3-1ドジャース」(8日、ミルウォーキー)

 ドジャースの大谷翔平投手は「1番・DH」で先発出場し、初回の第1打席で31号ソロを放った。

 この日は、ブルワーズの剛腕新人・ミジオロウスキーとの対戦。最速165キロを誇る23歳との勝負で、初球の100マイルを見逃し、スタンドがどよめいた。2球目の内角カーブをスイングするも空振りで追い込まれた。

 タイムをとって間を開けて迎えた3球目、甘いカーブを完璧に捉えると打球はバックスクリーンに飛び込んだ。今季9本目の先頭打者アーチ。剛腕新人は打たれた直後、「あーっ」と悔しさをにじませた。2球目のカーブが完璧に膝元に制球されていただけに、悔しさをにじませる失投だった。

 NHKBSで解説を務めた岡島秀樹氏は実況アナから「洗礼を浴びせましたね」という声かけに「さすがですね大谷選手」とコメント。しかし直後にベッツ、フリーマン、パヘズを3者連続三振。最後の1球は101マイルだった。それだけに「大谷選手にカーブ、スライダーと見たかった。次の打席では変えてくると思うんですけど、スライダーの精度がいいですからね」と評した。

 大谷は7日の第1戦で9試合ぶりのマルチ安打をマーク。内容は決していいとは言えなかったが、ヒットのランプをともしたことで状態が上がってくるか注目されていた。

 以降は空振り三振、死球、二ゴロで3打数1安打、打率・281となった大谷。チームは大谷弾のスミ1に終わり、今季初の5連敗を喫した。

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