菊池雄星、5回4失点降板 味方打線の援護生かせず逆転許す 4年ぶり2度目球宴選出から一夜明け

 「レンジャーズ-エンゼルス」(7日、アナハイム)

 エンゼルスの菊池雄星投手が5回6安打4失点で降板した。97球を投げて与四球2、奪三振4。味方打線が二回に逆転に成功した直後に失点を許して再逆転され、マウンドを降りた。

 4月15日の対戦で6回を1失点に抑えているレンジャーズ打線との3カ月ぶりの顔合わせ。初回、先頭ハガーティの痛烈なワンバウンドの打球にバランスを崩して転倒。帽子とグローブを飛ばしてグラウンドで後転したが、大事には至らず、続投した。

 無死一塁から迎えた2番シーガーにフルカウントから浮いた外角スライダーを中越え2ラン。簡単に先制点を与え、3アウトに31球を費やした。

 二回は先頭を中前打で出したが、後続をピシャリ。直後に女房役ダーノーが逆転2ランで強力援護。地元ファンを熱狂させ、流れを引き寄せたと思われたが、この日の菊池はピリッとしない。

 1点リードの三回は先頭ハガーティに三塁強襲内野安打、さらにシーガーに四球。1死一、二塁から元巨人ガルシアの悪球打ちで右前適時打を許すと、2死から6番ハイムの適時内野安打で勝ち越された。

 四回を三者凡退。五回も無失点に抑えたが、球数は97球に達し、ビハインドの展開で交代した。

 菊池はこの日まで18試合に登板し、3勝6敗、防御率2・81。勝ち星に恵まれていないが、5月以降の12試合は防御率2・15、71イニングで78三振を記録する安定したピッチングを披露し、自身4年ぶり2度目の球宴選出を決めている。

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