大谷翔平もお疲れ?登板翌日計8タコ 登板明け3試合は打率・077 チームは逆転勝利
「ロイヤルズ1-5ドジャース」(29日、カンザスシティー)
ドジャースの大谷翔平投手(30)はカンザスシティーでのロイヤルズ戦に「1番・指名打者」で出場し、4打数無安打だった。6月16日の投手復帰後、登板明けの3試合は計13打数1安打、1本塁打で、登板翌日に限ると計8打数無安打と疲労の影響を感じさせた。6月を打率・265、7本塁打、17打点で終えた。
「ユニコーン」と称される現実離れした存在も、疲労と無縁ではいられないのかもしれない。大谷は6月最後の試合を無安打で終えた。
前日28日は投手に復帰して3度目の登板で初めて2回を投げ、メジャーの公式戦での自己最速となる101・7マイル(約164キロ)をマークしたが、一夜明けたこの日は快音を響かせることなく、精彩を欠いた。
今季初登板となった16日パドレス戦の翌日も4打数無安打4三振に終わっていた。2度目の登板は22日のナショナルズ戦で、登板明けの24日ロッキーズ戦は日米通算300号となる本塁打を含む5打数1安打だったが、この時は休養日(23日)を1日挟んでいた。
登板翌日に限れば2試合で8打数無安打。登板明けの3試合でも13打数1安打、打率・077と、登板の影響は打撃成績に顕著に表れている。
大谷の6月は打率・265、7本塁打、17打点。月間最優秀選手に過去2度輝くなど最も得意としていた月は、例年に比べるとやや控えめな数字にとどまった。それでも29本塁打で、ナ・リーグの本塁打王争いのトップを快走している。
チームは試合前の防御率2・18と好調の先発左腕ブービックを攻略。大谷は初回先頭で、左飛に倒れるまで8球を投げさせた。他の打者も球数を稼ぎ、難敵を五回限りで降板させた。ロバーツ監督は逆転勝ちに「好投手を相手にうまくやれた」と満足そうだった。
投打「二刀流」再開という大きな節目のあった6月を終え、本格的に夏を迎える。後半戦の活躍に向け、体調管理がますます重要になりそうだ。





