今永昇太、鮮烈復帰5回1安打無失点 4勝目の権利もって降板 中継局興奮「ショウタイムが帰ってきた!」

 先発して5回を投げ終え、捕手ケリーとタッチを交わす今永(共同)
 先発し、5回無失点で4勝目を挙げた今永(共同
 先発し、5回無失点で4勝目を挙げた今永(共同)
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「カージナルス-カブス」(26日、セントルイス)

 カブスの今永昇太投手が左太もも裏のけがから復帰。5月4日のブルワーズ戦以来、53日ぶりに登板し、5回、77球を投げて1安打無失点、1四球3三振で降板した。初回に遊撃強襲安打の後は14打者連続無安打(1四球含む)の圧巻の投球。4勝目の権利を持って勝利のバトンを救援陣に託した。規定投球回には達していないが、防御率2・54はナ・リーグ4位に相当。

 初回のマウンド。先頭を1ボールから直球で一ゴロに打ち取ると、2番ウィンは1ボールから内角と外角に投げ分けた直球で連続ファウルを打たせて追い込んだが、10球粘られて遊撃強襲安打。しかし、3番バールソンを中飛、4番コントレラスにはフルカウントから内角高め148キロ直球で空振り三振。中継局の実況は「ショウタイムが戻ってきた!」と叫んだ。

 6番ブッシュの13号ソロで先制点の援護を受けると、二回は7球で3人を料理。三回は2者連続空振り三振を含む三者凡退。リードを2点に広げた四回は2死から四球で走者を背負ったが、後続をピシャリ。五回も持ち味の安定した制球力で3人を打ち取った。

 メジャー2年目の今季はここまで8登板、3勝2敗、防御率2・82。前日に地元局などのインタビューでは「肩肘のけがではなかったので投げることは常にできていたので感覚もいいものが残ったまま調整できていたので明日もいいものが出せると思います」と話していた。

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