今永昇太 圧巻復帰登板4勝目 5回77球1安打無失点 抜群の安定感15者連続無安打 中継局興奮「ショウタイムが帰ってきた!」

 「カージナルス0-3カブス」(26日、セントルイス)

 カブスの今永昇太投手が左太もも裏のけがから復帰。5月4日のブルワーズ戦以来、53日ぶりのマウンドで、5回1安打無失点、1四球3三振の快投を披露し、4勝目を挙げた。77球を投げてストライク49球。キレのある直球で押すいつもの投球スタイルで初回に安打を許した後は15打者連続ノーヒット(1四球含む)の圧巻の投球だった。規定投球回には達していないが、防御率2・54はナ・リーグ4位に相当。

 待望の復帰。初回は1死から2番ウィンに10球目を遊撃強襲安打にされたが、後続をピシャリ。4番コントレラスから空振り三振を奪うと、中継局の実況は「ショウタイムが戻ってきた!」と叫んだ。

 自軍6番ブッシュの13号ソロで先制点を援護されると、波に乗った。二回は7球で3人を料理。三回は2者連続空振り三振を含む三者凡退。リードを3点に広げた四回は2死から四球で走者を背負ったが、付け入るスキを与えず。五回も持ち味の安定した制球力で3人を打ち取った。

 4月29日のパイレーツ戦以来の白星で4勝2敗とした。前日に地元局などのインタビューに応じた際には「肩肘のけがではなかった。投げることは常にできていたので感覚もいいものが残ったまま調整できていたので明日もいいものが出せると思います」と話していた今永。有言実行の鮮烈復帰だった。

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