ロバーツ監督 大谷への死球は「故意」と断言 「右投手がクロスに投げている」と分析 自軍は故意死球否定「誰の目にも明らか」

 「ドジャース3-5パドレス」(19日、ロサンゼルス)

 ドジャース・ロバーツ監督は試合後、九回2死の大谷翔平投手への死球について、故意だったと思うかと問われ「もちろんだ、間違いない」と断言した。

 場面はドジャースが3点を追う九回2死三塁。パドレスの守護神・スアレスはカウント3-0から161キロ直球を右背中付近に当てた。

 ロバーツ監督は「右投手が翔平に対してクロスで投げているわけで、当てることは難しいことだ。何人の左打者があの速球で同じように当てられたかわかりませんが、明らかに意図的だった」と分析した。

 また、大谷が死球後にベンチを手で制した行動について「彼は故意だと分かっていたと思う」と語った上で、「でもケガもしていなかったし、これ以上の騒ぎを大きくしたくなかったのでしょう。その点はすごく尊敬します」とうなずいた。

 17日の試合でも大谷の死球を巡り「警告試合」に。審判の対応を不満に思ったロバーツ監督が退場となった。

 この日はパドレス優勢で試合が進んだが、九回、ドジャース右腕のリトルがタティスへ当てた死球で再び不穏なムードに。シルト監督とロバーツ監督が激しい言い争いとなり、両監督が退場となった。

 ロバーツ監督は「僕の捉え方としては、ジャック・リトルはメジャーリーグデビュー戦で、そのイニングをなんとか乗り切ろうとしていた。で、僕たちはなんとか最後まで投げさせてやろうとしてたんだ」と説明。「もちろん、制球を乱してフォアボールで押し出しになって、そのあとタティスに内角の速球を当ててしまった。だけど、それに故意でなかったのは誰の目にも明らかだったと思う」と主張した。

 大谷への死球は故意と断言した一方で自軍は「白」だと強調し、「マイク(シルト監督)もこの前、意図的かどうかの話をしてたけど、これは完全に意図的じゃなかった。タティスは素晴らしい選手だし、いい男だし、当たったのは本当に気の毒だった。気分のいいものじゃなかった」とした。

 相手監督がベンチを出てきた様子に反応したロバーツ監督は、「ただ、彼(シルト監督)が出てきて僕に向かって怒鳴ったり、睨みつけたりした時、正直それは煩わしいものだった。なぜならこっちは試合を終わらせようとしてたし、この若い投手に何とか経験させたかったから。だからこそ、それに私は反応した。私はこのゲームを理解してるし、こういう場面が気持ちよくないのは分かってる。でも、そこは分かってほしかった。意図的か、明らかにそうじゃないかの違いを」とメッセージを送った。

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