大谷翔平 二刀流復活の日に2打席連続タイムリー&161キロ1回1失点「前進できる材料はいっぱいあった」ド軍は3連勝&勝率6割超え

 「ドジャース6-3パドレス」(16日、ロサンゼルス)

 ドジャースの大谷翔平投手はエンゼルス時代の2023年8月以来、663日ぶりに二刀流で出場。右肘手術を乗り越えてのマウンドでは最速161キロをマークするなど1回2安打1失点。打撃では2打席連続タイムリーを放ち、チームの3連勝&勝率6割超えに貢献した。

 本拠地が異例の熱狂ぶりとなった初回。マウンドに上がった大谷はタティス、アラエズに連打を浴びて無死一、三塁のピンチを招いた。ここでマチャドを空振り三振に仕留めたかに思われたが、ハーフスイングの判定をとってもらえず、フルカウントから先制犠飛を許した。

 それでも後続をしっかりと打ち取って最少失点で切り抜けた大谷。直後の打席ではダグアウトに戻らず、ベンチ前で防具をつけるなど慌ただしく準備。打席では粘りを見せたが空振り三振に倒れた。

 それでも第2打席、左中間へ適時二塁打を放って試合を振り出しに戻した。さらに第3打席でも右前に2打席連続のタイムリーを放って一挙5得点のビッグイニングに貢献。3試合連続のマルチ安打とし、5月23日以来、22試合ぶりに打率3割台に乗せた。

 第4打席は空振り三振に倒れたが、チームはリードを守り切って3連勝。ライバル・パドレスとの4連戦で初戦を制した。四回にはパヘズの死球を巡って両軍が一触即発状態になるなど、異様な緊張感が漂っていたドジャースタジアム。それでも大谷の歴史的な1日、チームの勝利に沸き返った。

 大谷は試合後、グラウンドインタビューで「嬉しい気持ちといろんな方々の支えが。その気持ちに感謝したい」と語った。「結果はいまいちでしたけど、自分のイメージで前進できる材料はいっぱいあった。いい1日でした」と言う。最速は161キロをマークするなど、平均球速でもエンゼルス時代からパワーアップした姿を見せた。

 打席では三回に自らの負けをかき消す同点タイムリーを放ち、四回には右前に2打席連続適時打を放って一挙5得点のビッグイニングに貢献。663日ぶりとなる二刀流復活を勝利で飾れたことには「本当にいいオフェンス、ブルペンもそうでしたけど、素晴らしい野球でした。全員で勝ち取ったいい勝利でした」と語っていた。

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