「ドジャース４－３ダイヤモンドバックス」（２０日、ロサンゼルス）

　ドジャース・山本由伸投手が、７回１安打無失点９奪三振と快投。１点リードで交代したが、チームが九回に追いつかれて６勝目はお預けとなった。チームは延長十回に逆転サヨナラ勝ちした。

　山本は七回先頭にこの日初安打を許してメジャー自身初のノーノー達成はならず。この回は２死一、三塁とピンチを招くと、ベンチの投手コーチが一瞬、腰を上げかけたが、ロバーツ監督は不動。ここでマウンドの山本のもとに捕手のスミス、遊撃・ベッツ、三塁・マンシーが集まった。

　ベッツに声を掛けられた山本は笑みを浮かべ、スミスの話をうなずきながら聞いた。最後はベッツが山本の胸をポンポンと軽くたたいて激励し、それぞれの守備位置に戻った。

　山本は打者を空振り三振に斬り、おたけび。自己最多１１０球を投げ７回無失点に抑えてみせた。

　野手陣が集まったシーンにはＳＮＳも感動。「ベッツの笑顔と胸ぽんぽんが優しくて泣ける」「ピッチャーは孤独だからこそ泣けてくる！」「ベッツが由伸の胸をポンポン　ｌｅｔ’ｓ　ｇｏ！　ステキ～」「この笑顔を見せた後に最後に胸を叩いてくベッツほんと好き」「ベッツええなぁかっこいい」などとコメントが寄せられた。