山本由伸 7回1安打投球もノーノーへの意識は「9イニングはすごく遠い(笑)」「目の前のバッターに集中」

 「ドジャース4-3ダイヤモンドバックス」(20日、ロサンゼルス)

 ドジャースが2点を追う延長十回に大逆転サヨナラ勝ちを飾り、連敗は4でストップした。山本由伸投手は6勝目こそならなかったが、7回1安打無失点9奪三振の快投だった。

 メジャー自己最多110球の熱投。試合後、由伸は「カーブ、カットボール、ウィルが考えて配球してくれた。ウィルを信じて投げることができた」と女房役のスミスに感謝した。

 ノーヒットノーランへの意識を問われると、「9イニングはすごく遠いので(笑)。130球くらい投げられたら…。順調にいっていた。目の前のバッターに集中して投げていた」と語った。

 守護神スコットが誤算で九回に追いつかれ、6勝目は消滅。十回は2点を追う展開だったが、打線の奮起で連敗を4で止めた。由伸も「一度逆転されましたが、最後打線がつながって全員で勝てたのはいい試合だった。今日の勝利に貢献できたのが嬉しく思います」とうなずいた。

 圧巻の投球だった。七回先頭に初安打を許してメジャー自身初の記録達成はならず。それでも七回2死一、三塁でスミスを空振り三振に仕留めて雄たけびをあげると、客席も総立ちで「ヨシ!ヨシ!」と大歓声を送った。

 降板後、落胆するスコットの膝をたたき、気遣う優しさも。女房役のスミスも「エースに相応しい投球ができたと思う。自分も受けていてうれしい、この調子をこのまま維持してエースとして頑張ってほしい」と笑みを浮かべた。

 山本はNPBでは22年、23年と2度ノーヒットノーランを達成した実績がある。

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