エンゼルス・菊池雄星はまたも初勝利ならず 今季9度目先発は6回7安打4失点(自責点2) 三回は自らの失策も絡み3失点、五回はソロ被弾
「パドレス-エンゼルス」(12日、サンディエゴ)
エンゼルス・菊池雄星投手が今季9度目の先発登板。6回7安打4失点(自責点2)で降板し、移籍後初勝利はならなかった。
菊池は味方が2点を先制した直後の三回に3失点。この回は2死後にアラエス、マチャドの連打で一、三塁。メリルにも右前タイムリーを打たれ、1点を返された。なおも2死一、三塁でボガーツを投ゴロに打ち取ったが、高く弾んだ打球を菊池がジャンプして処理したが、グラブからボールがこぼれ落ちファンブル。慌てて拾い一塁へ投げたが悪送球となり、ボールが転々とする間に2人目の走者も生還して勝ち越された。
2-3の五回には先頭のタティスにバックスクリーン左への10号ソロを被弾した。菊池の被本塁打は7となった。
菊池は初回は2死からマチャドに四球を与え、メリルの中前打で一、三塁に。それでもボガーツを中飛に仕留めた。二回は三者凡退に抑えた。
打線は三回にネトの5号先制2ランで援護。2-4の六回には1点を返した。1点を追う七回は2死一、三塁でシャヌエルの痛烈な中前への打球を中堅・メリルにダイビングで好捕され中直となり、同点機を逸した。
菊池は今季ここまで8度の先発登板でクオリティースタートは4度。それでも白星に見放され、0勝4敗、防御率3・83でこの日を迎えた。
前回7日のブルージェイズ戦は6回1失点と今季一番の好投だったが、今季初勝利には届かなかった。




