「ダイヤモンドバックス１１－１４ドジャース」（９日、フェニックス）

　ドジャースの大谷翔平投手が九回、同点に追いつきなおも１死一、二塁の場面で右翼へ決勝３ランを放った。確信の一撃にベンチのチームメートも大盛り上がり。ヒマワリの種をかけるセレブレーションでは、異例の２人態勢だった。

　打った瞬間、バットを放り投げバンザイした大谷。確信の一撃にベンチのロバーツ監督はガッツポーズを繰り出し、敵地は騒然。悠然とダイヤモンドを一周した大谷はベンチに戻るとテオスカーからヒマワリの種をかけて祝福された。

　さらにロバーツ監督とタッチする隣でキケ・ヘルナンデスが袋ごと、ヒマワリの種を頭にドバッとかけるシーンも。キケは二回に特大のソロアーチを放った際、ベンチで大谷からオーバースローでヒマワリの種を投げつけられたシーンがファンの注目を集めていた。

　そのお返し？を果たしたキケ。劇的決勝３ランの直前にはこの試合３安打目となる適時二塁打を放ち、反撃ムードを高めた。大谷弾が飛び出した際には、ベンチでフリーマンもガッツポーズ。勝利にどん欲な姿勢と一体感が伝わるシーンだった。