大谷翔平の劇的決勝3ラン 打席の中で見せたある変化「コンタクトすることを心がけて」状況に応じたスイングが価値ある一発に
「ダイヤモンドバックス11-14ドジャース」(9日、フェニックス)
大谷翔平投手が放った劇的な決勝3ラン。ナ・リーグキングタイとなる2戦連発の12号は、さすがの適応力を見せた一撃だった。
同点に追いつきなおも1死一、二塁。直前にダイヤモンドバックスは右腕・トンプソンを投入した。いったんベンチに戻り、相手の特徴をチェックした大谷。初球のスイーパーを空振りすると、足の上げ方をやや変えた。
ほぼノーステップの形となり、追い込まれてからの膝元を一閃。完璧に捉えると、バットを放り投げて両手を突き上げた。
試合後のグラウンドインタビューで「(相手の投げるボールが)動き的にも珍しいというか、ボールの動きも独特で素晴らしい投手。コンタクトすることを心がけて。コンタクトすることだけを考えていきました」と明かした大谷。状況的にも勝ち越しの一打が欲しかった場面。「追いつくまでの過程が素晴らしかった」とチームの勝利に対する思いが生んだ一撃だったのかもしれない。
試合後、中継局のインタビューで「見ていて展開がアツかった」と語った大谷。「そうそうあるようなゲームではない」と大激戦を振り返っていた。





