大谷翔平 2戦連発10号 5年連続2桁弾 最近7試合で4発、量産モード突入!
「マーリンズ5-4ドジャース」(6日、マイアミ)
ドジャースの大谷翔平投手(30)はマイアミでのマーリンズ戦に「1番・指名打者」で出場し、六回に5年連続2桁本塁打となる右越えの10号ソロを放った。今季2度目の2試合連続アーチ。七回の適時二塁打を含めて2安打2打点の活躍を見せたが、チームは延長十回にサヨナラ負けした。
大谷は高々と上がった打球を見上げ、確信したように歩き出した。1-2と逆転された直後の六回無死。代わったばかりの左腕ベネジアーノが投じた初球のスライダーを、完璧なタイミングで捉えた。
速度約175キロ、飛距離約123メートルの打球は右翼席2階席へ。特大の5年連続10号。落ち着いた表情で「ああいう(大きな)本塁打は毎回打てるわけでもない」と振り返ったが、手応え抜群だったようだ。
一時不振に陥っていた4月を経て、最近7試合は4発と量産態勢に突入した。3年連続本塁打王に向けて昨季とほぼ同様のペースで数字を積み重ねているが、追求するのはあくまで理想のスイングだ。
「基本的に本塁打になるようなスイングをするが、どこまで飛んでも一緒。いい打撃ができれば、必然的にぎりぎりでも本塁打になってくれる角度の球は増えると思う」と泰然と語った。
2試合連続本塁打で勢いづくと、3-4の七回1死一塁からは右翼線へ巧みに適時二塁打。ローンデポ・パークでは、2023年3月に日本代表としてWBCの決勝を制し、昨年9月にはメジャー史上初の「50本塁打、50盗塁」を達成。「特別な球場」と語る球場でこの日も2度の同点打を放つ奮闘を見せた。
だが、同点の九回2死では一ゴロに倒れた。チームは延長十回無死満塁で内野5人シフトを敷いたが、サヨナラ負け。「長打で二塁までいければいいが、出塁でも十分。丁寧に打席をつくっていっても良かった」と最終打席の反省も忘れなかった。





