ドジャースはサヨナラ負け 大谷翔平が2戦連発10号&同点適時打も…延長で決死の内野5人シフト実らず 昇格したばかりの右腕が初黒星
「マーリンズ5-4ドジャース」(6日、マイアミ)
ドジャースは延長戦の死闘の末、今季3度目のサヨナラ負け。大谷翔平投手は「1番・DH」で先発出場し、六回に2試合連続の10号ソロを放つなど5打数2安打2打点、1本塁打と奮闘したが、勝利には届かなかった。
敵地に快音が響いたのは1点を追う六回だ。初球の甘いスライダーを完璧に捉えると、打球は右翼2階席に飛びこんだ。恍惚の表情で打球を眺める確信の一撃。試合を振り出しに戻す2戦連発の10号ソロだ。
さらに逆転された直後の七回には1死一塁から変化球を捉えて右翼線を破ると、一塁走者のキム・ヘソンが快足を飛ばして同点ホームを踏んだ。「特別な球場」と語るローンデポ・パークでこの日も大暴れだ。
チームは八回1死満塁のピンチをしのぐなど、ギリギリのところで踏ん張り、九回はタナー・スコットが三者凡退に抑えて打線の援護を待った。しかし延長十回1死一、二塁からスミスが痛恨の遊ゴロ併殺打で無得点に終わった。
直後、昇格したばかりのフェアライゼンが先頭を申告敬遠したが、右前打を浴びるなどして無死満塁のピンチ。ここで右翼・パヘズに代えてテイラーを一、二塁間に置く内野5人シフトを敷いたが、サヨナラの中前打を浴びた。
ドジャースは連勝できなかったが、0・5ゲーム差で迫っていたパドレスがヤンキースに大敗し連勝ストップ。0・5ゲーム差のまま首位をキープした。




