ドジャース暗雲 グラスノーが右肩炎症で15日間の負傷者リスト入り スネルに続いて先発の柱が離脱

 ドジャースは28日(日本時間29日)、タイラー・グラスノー投手が右肩の炎症のため、15日間の負傷者リスト入りをしたと発表した。

 球団発表前に取材に応じたロバーツ監督は「全身に痛みがあり、球団医に診察を受けた」と説明していた。グラスノーに代わり、2日前に3Aに降格していたノア・デービス投手が再昇格となった。

 グラスノーは27日のパイレーツ戦に先発したが、1回2失点で降板。前回、20日のレンジャーズ戦でも両ふくらはぎのけいれんで五回途中で緊急降板していた。

 試合後のクラブハウスでは「フラストレーションがたまる。投球時に右腕を伸ばそうとした時に違和感があった。健康を維持する方法を探して色々な調整を試みる中で、変えたことにより新たな問題が起こったように思う。非常にいら立っている」と暗い表情で話した。

 23年オフにレイズからトレードでドジャースへ移籍。大谷、山本らとともに加入し、5年1億3500万ドル(約193億円)で契約を延長した。移籍1年目の昨季は開幕投手を務めるなど、エースとして6月までに8勝を挙げたが、球宴前に腰痛で離脱。7月下旬に戦列に戻ったが、4試合を投げた後に右肘腱炎を発症して長期離脱。ワールドシリーズの舞台に立つことなく、シーズンを終えた。

 ドジャースはスネルに続いて先発の柱が離脱。球団トータルでは13人目の離脱で、今後の戦いに暗雲が漂う事態となった。

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