【解説】力を証明した菅野智之 評論家も「体力、技術が詰まった投球」と賛辞 7回2失点無四球の2勝目で地元ファン総立ち
「オリオールズ6-2ガーディアンズ」(17日、ボルティモア)
オリオールズ・菅野智之投手が7回5安打2失点3奪三振、無四球の好投で2勝目を挙げた。
前回から中4日での登板で87球。クワン、ラミレスら好打者が揃う上位打線を翻弄(ほんろう)し、ソロ2発のみの2失点に抑えた。
巨人OBでデイリースポーツ評論家・関本四十四氏は「逆球がほとんどなく、狙ったコースに投げられる菅野本来の投球だった。打者がストライクゾーンにきたと思って振った球がボールゾーンへ外れていく。相手の打者をかなり研究しているし、日本人のコントロールの良さを改めて示すような、素晴らしい投球だった」と賛辞を送った。
メジャー移籍後、ここまで3試合は5回1/3が最長だった。この日は六回2死、七回2死からいずれも直球で空振り三振を奪うと、雄たけび。メジャー最長の7回を投げ切り、本拠地のファンは総立ちで拍手を送った。
「150キロに届かなくても、緩急を使っているし、キレがあるから空振りやファウルも取れる。六回、七回は投げきれるよという意地も見た。メジャーでも十分にやれると証明してみせた」と、関本氏。苦しいチームにも希望を与える、大きな2勝目となった。



