ドジャース連敗阻止の裏で厳しい現実 大谷ら打線上位4人は17打数9安打5打点 下位5人は15打数1安打0打点 米記者指摘

 「ドジャース5-3ロッキーズ」(14日、ロサンゼルス)

 ドジャースの大谷翔平投手が三回に6戦ぶり5号ソロを含む3安打の固め打ちで3得点し、チームの3連敗阻止に貢献した。

 初回の打席では、最後は右手1本になりながら右前へ運ぶ技あり打で攻撃の口火を切り、2番ベッツの先制4号2ランを呼び込む。三回に豪快な中越え弾でリードを3点に広げると、六回1死走者なしの場面では快足を生かした内野安打で出塁して4番スミスの犠飛で貴重な追加点のホームを踏んだ。

 好調だった4番T・ヘルナンデスを体調不良で欠きながらの勝利だったが、米全国紙USAトゥデーのナイチンゲール記者は自身のXで以下のように指摘した。 

 「ドジャースの上位4人の打者は17打数9安打、5打点。後ろの5人は15打数1安打、0打点」。

 打率1割台、出塁率3割以下の打者が並ぶドジャースの下位打線。大谷に得点機の打席が少ないことが話題になっている。この日唯一の下位打線の安打は、四回の8番K・ヘルナンデスによる左安打。この1本で好機を拡大し、大谷に3試合ぶりの得点機となる2死一、三塁の打席が回ってきた。結果は、右中間への大飛球がフェンス前で失速したが、あと一伸びで今季2度目のマルチ打点を記録できるところだった。

 メジャー最弱、早くも借金10にあえぐロッキーズに2点差で勝利した。下位打線の復調と昨季二冠の大谷の打点量産なしには、最激戦区ナ・リーグ西地区の首位奪回は厳しいものになるかもしれない。

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