米大リーグ 本塁打量産「魚雷」バットに注目 芯付近が最も太く、先が細いのが特徴

 米大リーグで「魚雷」と称される特殊な形状のバットに注目が集まっている。AP通信によると、ヤンキースは開幕2戦目の3月29日に、このバットを使用するゴールドシュミット、ベリンジャーらが本塁打を放ち、1試合9発でチーム記録を更新。レッズのデラクルスは同31日に初めて使い、今季1号を含む2本塁打をマークした。

 特徴は芯付近が最も太く、その先のヘッドに向かって細くなっていること。物理学の元大学教授で、ヤンキースのアナリストを務めたリーンハート氏が考案した。

 太さや長さはリーグの規格を満たしていて、昨季や今春のキャンプで使う選手もいた。ただ、今のところは一部選手にとどまる。ヤンキースの主砲で昨季ア・リーグ本塁打王のジャッジは従来形を使用して開幕カード3戦で4アーチをかけ「違うバットを試すつもりはない」と話した。

 ドジャースのロバーツ監督は「見た目を考えると驚き。性能を最大化し、戦う上で優位に立とうとするのは悪いことではない。情報を集め始めている」と語った。

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