鈴木誠也 米でお目覚め2打席連発 軽めの調整ズバリ 日本ではカウンセル監督「気苦労もあっただろう」気遣う
「オープン戦、カブス3-7ロッキーズ」(22日、メサ)
仕切り直しの快音を響かせた。カブス・鈴木が米国に戻って豪快に2打席連発。ロッキーズの左腕ゴンバーに対し、一回は変化球を捉えて中越えに、三回は左翼ポール際へ鮮やかな放物線を描いた。
日本での開幕2連戦で8打数無安打、4三振と不振だった。前日は体調面を考慮して日本遠征組の練習はなく、鈴木も散歩などで時差調整。「ゆっくりとは眠れていない」と正直に話していた。この日も全体練習はなく、室内での打撃練習のみで試合に臨んだようだが、オープン戦とはいえ“目覚め”の2打席連続アーチを披露した。
カウンセル監督は、日本での歓迎会やさまざまな催しについて「人々がとても親切だったことに感銘を受けた」と話す。巨人、阪神とのプレシーズンゲームを含め、東京での4試合について「誰にとっても予定的には楽ではなかったが、特に誠也と(今永)昇太には、気苦労もあっただろう」と消耗度を気にかけている。
「2番・左翼」で出場していた鈴木は2打席でお役御免となり、四回の守りで退くと、早々と球場を後にした。オープン戦はこれで打率・242、3本塁打、9打点。米国での開幕へ向け、ここから状態を挙げていく。





