ドジャース・大谷 全力応戦!才木真っ向勝負にフルスイング 2打数無安打で交代もロバーツ監督「準備整った」

 「プレシーズンゲーム、阪神3-0ドジャース」(16日、東京ドーム)

 まっすぐな瞳で挑んでくる相手に、ドジャース・大谷翔平投手はフルスイングで応戦した。1球ごとに熱を帯びていった真っ向勝負。対戦後に「才木の11球」を振り返ることはなかったが、結果が示した相手の確かな成長はそこにあった。

 2年ぶりの“再戦”でもあった。「1番・DH」で先発出場した大谷は真っさらな打席へ入る。マウンド上には才木。23年3月、WBC直前に行われた阪神との強化試合で対戦し、左膝をついたままバックスクリーンに運ぶ特大3ランを放って以来の対峙(たいじ)だ。スタンドもさまざまな思いを投影した。

 「この東京シリーズをいいものにしたい」と意気込む大谷にとって、18日に行われるカブスとの開幕戦に向けた最後の実戦調整の場。いきなり150キロを超える速球で追い込まれるも、2球続いたフォークは見極めた。だが、もう1球続けられた3球連続フォークに最後はバットも空を切った。

 さらに三回、カウント2-1からの4球目。才木が2度首を振って選んだ直球に対してフルスイング。スタンドがどよめくほどの空振りでストライクを奪われた。最後は中飛に倒れて、2打数無安打でお役御免。ロバーツ監督は「スイングは良かった。準備は整った」と予定通りのプランで開幕を目指す方針を言葉にした。

 試合後には大谷を中心に山本、佐々木と日本人トリオがドジャース軍団を「オ・モ・テ・ナ・シ」。山本が「詳しくは秘密」と笑うが「東京開催ということで、喜んでもらえたらと思って計画した」と夕食会を開き、シェフを招いてすしや焼き鳥を振る舞った。

 チームは開幕前ラストゲームに3安打完封負け。だが、仲間全員が同じ方向を向いて向かう「3・18」へ。結束の中心に大谷がいる。

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