前阪神・青柳晃洋、開幕マイナー決定的 フ軍がマイナーキャンプ配置転換発表 制球難露呈 OP戦防御率12・00 ストライク率46%

 青柳晃洋
 マイナーキャンプに合流が発表され、取材に応じる青柳
 マイナーキャンプに合流が発表され、取材に応じる青柳
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 阪神からポスティングシステムを使ってフィリーズと契約した青柳晃洋投手(31)がマイナーリーグで開幕を迎えることが決定的となった。球団が15日、招待選手としてメジャーキャンプに参加していた同投手をマイナーキャンプへ配置転換したと発表した。

 青柳はマイナー契約からメジャー登録40人枠入り、さらには開幕26人ベンチ入りを目指してオープン戦4試合に登板。しかし、初登板となった2月28日のレッドソックス戦で制球が安定せず、押し出しを含む2四球などを記録し、1回を持たず(2/3回2安打1失点、2奪三振)で交代を告げられた。

 直近の今月13日のブレーブス戦でも課題の制球は安定せず、2連続押し出し四球を含む4四死球で3失点。1死しか奪うことができずに強制終了となった。

 球団はメジャーでは珍しい変則右腕に期待を寄せていたが、4登板の成績は3回4失点、与四死球7、6奪三振、防御率12・00。96球のうちボール判定は51球で、ストライク率はわずか46%と苦しい投球内容だった。今後、メジャーキャンプに残っている投手のけがなどによる逆転昇格の可能性はあるが、現状では開幕をマイナーで迎えることが決定的な状況だ。

 青柳のNPB9年の通算成績は154先発、61勝47敗、防御率3・08。21、22年の連続最多勝、最高勝率最優秀防御率のタイトルを獲得したが、昨季は一軍で12登板、二軍で11登板するなど、契約前から一部の米メディアは「数字を見る限り、マイナー契約にとどまる可能性がある」と厳しい見方を示していた。

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